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1993年度の成長率は実質でマイナス0.2%である。
このように、以前のような高い成長率が望めなくなった現在、既存の事業の事業収益率も当然高くはない。
そのため、利子率を低くしても、投資がなかなか行われにくい状況になっているわけである。
新聞の経済欄をみると、実に数多くの種類の金利があることに気づく。
期間、流動性あるいは課税方法などの取引条件が異なる金融資産ごとに異なる金利が存在するためである。
しかし、これらの金利は好き勝手に独立して存在しているわけではなく、金融市場において、たがいに密接な関係をもちながら、影響を及ぼしあっている。
一つ一つの金利には、それぞれ必ずその水準で決まらなければならない理由があるのである。
では、金利相互間の関係はどのようにして決まるのだろうか。
二つの視点から考えてみよう。
一つは期間は同じだが流動性や課税方法が異なる金融資産間の金利関係。
もう一つは、逆に流動性や課税条件は同じだが、期間が異なる金融資産間の金利関係である。
期間が同じならば、安全なもの、すなわち安全性という一つの価値の度合いが高いものほど金利が低くなるのは自明の理だろう。
つまり、期間が一定であれば、最も安全な金融資産の金利が基準になり、他の金融資産の金利には、それぞれのリスクに応じて、安全度が下がる代替としての上乗せ(リスク・プレミアム)が行われる。
また、課税方法が違うものであれば、課税後の金利が等しくなるように調整が行われる。
つぎに、その他の条件は同じだが期間の異なる金融資産間の金利についてみてみよう。
普通、短期金利と長期金利では、長期金利のほうが金利が高いように思えるが、実際は必ずしもそうとはいえない。
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